数値の書式設定のデモガイド

このアプレットは JDK 1.0 ではサポートされません。

数値フォーマッタは、バイナリの数値 (整数型または浮動小数点型) を意味のある文字列に変換して表示します。数値フォーマッタは次のことを行います。

地域対応された書式 文字列パターンを使った書式の作成 テキストの構文解析


地域対応された書式

数値フォーマッタは、どんなユーザの規約にも合わせて数値の書式設定を行うことができます。これには通貨のような、国によって異なる書式も含まれます。また、小数点以下の桁数の最大値や最小値などのような、書式のオプションを指定することもできます。

アプレットは 2 種類の書式で数値を表示します。1 つは Java 1.0 形式 (Java 1.0 Number) で、もう 1 つは数値フォーマッタにより生成される地域対応書式 (New Number) です。

デモの見方 デモの方法
地域対応された数値書式。国際文字列では、区切り文字が、さまざまな国で使用される規約を反映して変化します。
1. [Locale] メニューをプルダウンします。
2. 上下の矢印キー (Windows) またはマウスボタン (Macintosh) を使って、いろいろなロケールについて試してみます。
地域対応された通貨書式。フォーマッタは、通貨単位を示す接頭辞または接尾辞を追加します。また、必要に応じ、負の数値を示すためにマイナス記号や括弧を使用します。
1. [Currency] ボタンをクリックします。
2. [Locale] メニューをプルダウンして、いろいろなロケールについて試します。
小数点以下の桁数指定などの書式オプションを設定します。
1. [Decimal Count] の [Min] フィールドに「3」を入力します。小数点以下が指定した桁数で表示されるよう、ゼロが追加されます。

文字列パターンを使った書式の作成

文字列パターンを使うと数値フォーマッタの出力書式を制御できるため、書式の編集やエンドユーザへの編集機構の提供が簡単になります。パターンはまた、プログラム的に行う任意の変更を反映して変化します。

パターンはインバリアント (プログラマ用のみ) および地域対応されたもの (エンドユーザ用) のどちらかです。[Localized Pattern] をクリックすると、状態が変化します。
デモの見方 デモの方法
パターンを編集して新しい書式を作成します。
1. [Default Format] ボタンと [English (United States)] ロケールを選択します。
2. [Decimal Count] の最大カウントを増やします。
3. [Pattern] フィールドの最後の「#」文字 (複数) を削除して、ゼロを入力します。 [New Number] フィールドの小数点以下の桁数がゼロに変わります。
接頭辞文字列と接尾辞文字列を編集し、正の数と負の数に別々のパターンを作成します。
1. 正の数の [Prefix] フィールドにプラス記号 (+) を入力して、正の数のパターンを修正します。
2. [Java 1.0 Number] フィールドの値からマイナス記号を削除します。


テキストの構文解析

数値フォーマッタは、任意の言語に合わせて書式設定をするだけではなく、任意の言語で表示された数値を構文解析してバイナリ形式に戻すことができます。

デモの見方 デモの方法
国際数値に加えた変更が構文解析されて、[Java 1.0 Number] フィールドに反映されます。
1. [New Number] フィールドの千の位の区切り文字を選択し (U.S. ロケールではコンマ)、数字と置き換えます。

構文解析の機構は、比較的緩やかなものです。たとえば、千の位の区切り文字が誤った位置にあっても正しい値が得られます。

ここでは紹介していませんが、数値書式設定では無限記号や NaN (0/0 など) の IEEE 数値記号を処理して、書式設定と構文解析のどちらでも正しい結果を得ることができます。またフォーマッタは揃え位置を返すため、モノスペースフォントがない場合や変わった数値規則を使用している場合でも、整数部分の最後の桁を揃えることができます。

どちらかの数値フィールドに別の数値を入力したり、まったく新しいパターンを入力したりして、いろいろな書式設定動作を試してみてください。



ソースコード



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