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CDEへの統合

 もし、「主筆」を普段使うテキストエディタにしたいという奇特な方がおられる場合、以下のように設定していただければより使いやすくなるかと思います。

・インストール

 通常通りインストールしてください。必要となるファイルを適当なところに配置して、各種のパスを設定してください。

・アイコンのインストール

 アイコンとして使用するファイルを「$HOME/.dt/icons」以下に格納してください。

 アイコンは、アプリケーションを示すものと、「主筆」で取り扱う各ファイルの種類を示すものとが必要となります。また、アイコンはXPM形式で48x48、32x32、24x24、16x16の四種類が必要となります。

 さらに、アイコンのファイルの名前は、以下の様な制約があります。

名前.サイズ.pm

 「名前」の部分は任意です。「サイズ」の部分は、48x48なら”l”、32x32なら”m”、24x24なら”s”、16x16なら”t”となります。

 よって、例えば「Syuhitu」という名前のアイコンを作るなら、

Syuhitu.l.pm
Syuhitu.m.pm
Syuhitu.s.pm
Syuhitu.t.pm

の四つを用意してください。

・アクション作成

 アクションの作成を簡単に行うには「アクション作成ツール」を使用します。以下の説明では「Syuhitu」というアクションを作成する場合を考えます。

 「アクション作成ツール」を使用すると、「$HOME/.dt/types」に「Syuhitu.dt」というファイルが生成されます。そして、その中には以下のように記述されています。

#
# この辺に、なにやらいろいろ書いてある。
#

ACTION Syuhitu
{
     LABEL         主筆
     TYPE          COMMAND
     EXEC_STRING   /usr/local/syuhitu/syuhitu.sh
     ICON          Syuhitu
     WINDOW_TYPE   NO_STDIO
}

 上記の内容は、設定などによって多少異なると思います。

 で、上記の項目の内、「EXEC_STRING」の所に書かれているコマンド名の後に、「/file:%Args%」と付け加えておいてください。 これは、ファイルをダブルクリックしたときにそのファイルを「主筆」で開くときに必要となります。

・ファイルの関連づけ

 ファイルの関連づけはWindowsでは簡単に出来るのですが、CDEでは結構面倒くさい。

 例えば、拡張子が「c」と「h」のファイルを「主筆」で開くように設定するものとします。 また、それぞれのファイルに使用するアイコンは「c」と「h」であるものとします。

 まず、「$HOME/.dt/types/Syuhitu.dt」に以下のような記述を追加してください。

DATA_ATTRIBUTES SyuhituCSource
{
    ACTIONS     Open
    ICON        c
}

DATA_CRITERIA SyuhituCSource_criteria1
{
    DATA_ATTRIBUTES_NAME    SyuhituCSource
    MODE                    r&!d
    NAME_PATTERN            *.c

}

DATA_ATTRIBUTES SyuhituHSource
{
    ACTIONS     Open
    ICON        h
}

DATA_CRITERIA SyuhituHSource_criteria1
{
    DATA_ATTRIBUTES_NAME    SyuhituHSource
    MODE                    r&!d
    NAME_PATTERN            *.h

}

ACTION Open
{
    ARG_TYPE    SyuhituCSource,SyuhituHSource
    TYPE        MAP
    MAP_ACTION  Syuhitu
}

 そして、以上のファイルを保存して閉じます。その次に、以上の変更を有効とするために「アクションの再読込」を行います。おそらく「*.dt」ファイルを右クリックするとメニューがあるかと思います。

 以上の作業により、拡張子が「c」と「h」のファイルのアイコンが変わり、ダブルクリックすると「主筆」で開かれるようになるはずです。

・フロントパネルへ登録

 「アクション作成ツール」を用いた場合は、おそらくホームフォルダに「主筆」という名前の派手なアイコンのファイルがあるかと思われます。 もし無かった場合は、ファイル名がアクション名(ここではSyuhitu)で、実行可能属性を持った空のファイルを作成してください。

 で、このファイルを適当なじゃまにならないところに移動した後に、 フロントパネルの中のサブメニューの中にある、「アイコンのインストール」というところにドラッグアンドドロップすれば、追加することが出来ます。

・アンインストール

 アンインストールする場合は、「主筆」本体のファイルと、アイコン、「Syuhitu.dt」ファイルを全て削除してください。また、フロントパネルへ追加した場合は、そのアイコンを右クリックして「削除」を選択してください。 その後「アクションの再読込」をするか、リブートすれば全て元通りになるかと思われます。

・最後に

 上記のことを踏まえて、CとC++、ヘッダファイルの関連づけを行ったときの画面は以下の通りとなります。

cde1.gif

 アイコンが下手なのはご愛敬。


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