[スムージング] コマンドは、 fugenの平滑化手法により、曲線の平滑化を行います。fugenでは曲線の端点における条件として、 両端点の接ベクトルを保持して行う平滑化と、両端点において曲率を0とする自由端末条件を選択することが できます。また、両端点にそれぞれ、端点を固定するような重みを内部設定することにより、端点を固定 することができます。
曲線を指定
のプロンプトが出ている状態で、
自由曲線をひとつだけ選択します。選択されると、上の図のように、入力条件により平滑化された曲線と
その曲率線が表示されます。曲率線は曲率の表示と曲率半径の表示のいずれかを選択できます。
スムージングポイントを指定
のプロンプトの応答として、
曲線上のより滑らかにしたい位置にカーソルを合わせ、マウスの左ボタンを押します。
このとき、ダイアログのウェイトに指定されている値が効果を表し、値が大きいほどその点
の平滑度を増加させます。複数回マウスボタンを押すとウェイトは加算され、より滑らかに
した曲率となります。ウエイトの指定は通常の点入力と同じように、back spaceキーにより
取り消すことが可能です。
パラメータと、マウスによるウェイトの指定をして、望みの平滑化された曲線が得られたら、 Enter キーを押して、線を固定化します。Enter キーによりコマンドは終了 します。
編差は曲線のオリジナルな曲線からの離れ度合いを制御します。
平均編差は、各点に与えられる曲線からの離れの平均値を指定します。
最大編差は、各点における離れの最大値を指定します。
平均編差は、点の数と平均編差の乗算よりもすべての点における離れの総和が小さくなるよう 平滑化します。最大編差は、もっとも離れる点が最大編差以下になるよう、平滑化します。