再構築

[再構築] コマンドは、オブジェクトをfugenロジックにより良質なデータに改良します。

再構築の対象オブジェクトは、曲線、通常の曲面(NURBS曲面)、およびトリム曲面です。 再構築する曲線、曲面を指定する際に、選択できるオブジェクトの種類を、KBの、C(曲線に限定)、S(非トリム曲面に限定) F(トリム曲面に限定)を押下することにより、限定することが可能です。 選択されたオブジェクトの種類により、次のように再構築のオプション指定のダイアログが表示されます。

再構築

タイトルは曲線、非トリム曲面(Surface Rebuild)、トリム曲面(Face Rebuild)の種別を示します。 枠内の最初のラインは曲線、曲面の種類を示します。 LBRep=Non Rational B-Spline Curve、RLBRep=Rational B-Spline、などです。トリム曲面の場合はベースとなる曲線の種類が表示されます。

Tolerance: 曲線、または曲面の再構築に許容される誤差を入力します。fugenは新曲面、曲線がこれ以上離れないよう、 再構築します。

Re-Parameterize枠

Chord Length Parameterizeが強く推奨されます。これは曲線、曲面のパラメータ値は曲線の長さをパラメータとする時、 その接ベクトルの長さは1となり、これが理想的なパラメータであるからです。孤長(Chord Length)によるパラメータは これに近い性質を持ちます。

Non-Rationalize: オブジェクトがRational B-Splineの時に有効となり、非有理化(Non Rational)するか否かを指定できます。

C1-continuous Edge Join: このパラメータはオブジェクトがトリム曲面のときのみ有効となり、C1連続(G1連続)のedgeを 接続して一つのEdgeとするか否か、を指定できます。

C1-continuous Edge Joinの指定がなくてもトリム曲面の再構築ではEdgeの不必要なknotの多重度は排除されます。 悪いエッジのひとつの例として、ノット間の接ベクトルの長さが極端に異なる場合があります。トリム曲面の再構築では できるだけ、いたるところで接ベクトルの長さが同じとなるようパラメータ範囲を調整します。

TIPS:トリム曲面では再構築の前後でエッジがどのように集約されたか確認したいですが、 再構築の前に解析:Edge Showコマンドを実行しておくと、これが可能となります。

(注)現在、曲面の再構築ではすべてオーダー4のB−Splineに変換されます。