D2Fの概要

「D2F」は、DoJa風のアプリの流れ、イベント処理、グラフィック処理でFlashアプリを作成できるフレームワークです。

「D2F」はコンバーターではありません。iアプリとの代表的な違いとして、次の点が挙げられます。

●記述言語はActionScriptですので、変数や配列の宣言の記述等、Java言語と異なります。

Java言語の記述からActionScriptへの変換は、手動で行う必要があります。詳細は『Java言語からActionScriptへの変換基礎』の項を参照ください。
●クラスごとにソースファイルを分ける必要があります。

1つのソースファイルに1つのクラスを定義し、また、ソースファイル名はクラス名に合わせる必要があります。
●Flash7では、イメージの一部を切り出して表示することができません。

あらかじめイメージを分割した別々のファイルにしておく必要があります。
●リソースに、イメージ以外のバイナリデータを含めることができません。

文字列リソースは使用できますので、バイナリデータをテキストに変換して文字列リソースとして含めることはできます。

また、iアプリでは携帯でサクサク動いていたものも、Flashアプリに移植して携帯で動作させるとフレームレートが出ないことも念頭に置いておく必要があります。
加えて、携帯向けFlashではアプリ設定データの読み書き機能もありませんので、ゲームの移植はPC向けに限定されてしまいます。

なお、スマートフォンでは、アプリ設定データの読み書き等、PC向けの機能が使用できます。ただし、キー操作を、画面タッチでの操作に変更する必要があります。詳細は『スマートフォン対応について』の項を参照ください。