アプリの流れ

D2Aを使ったAndroidアプリでの、プログラムの流れを説明していきます。

アプリの起動

アプリが起動したら、まず _Main クラスを継承したクラスの start() メソッドが呼び出されます。

ここで、アプリで使用するデータを構築したり、各種初期化を行ってください。

また、_Canvas クラスを継承したオブジェクトを構築して、_Main クラスの setCurrent() メソッドでカレントに設定してください。

キャンバスの初期化

_Main クラスの setCurrent() メソッドで _Canvas クラスを継承したオブジェクトがカレントに設定されると、_Canvas クラスを継承したクラスの init() メソッドが呼び出されます。

ここで、アプリでのキャンバス関連の初期化を行ってください。

フレーム毎の描画

フレーム毎に、_Canvas クラスを継承したクラスの paint() メソッドが呼び出されます。

ここで、フレーム毎のアプリ更新処理と描画処理を全て記述してください。

イベント検知

各種イベントが発生すると、_Canvas クラスを継承したクラスの processEvent() メソッドが呼び出されます。

ここで、キーイベント、タッチイベント、トラックボールイベントが検知できます。詳細は『キーイベントの処理』、『タッチイベントの処理』、『トラックボールイベントの処理』の項を参照ください。

サスペンド

アプリケーションがサスペンド状態になった直後に、_Main クラスを継承したクラスの suspend() メソッドが呼び出されます。

レジューム

アプリケーションがサスペンド状態から戻った直後に、_Main クラスを継承したクラスの resume() メソッドが呼び出されます。

アプリの終了

アプリ終了時に _Main クラスを継承したクラスの destroy() メソッドが呼び出されます。

ここで、アプリで使用したデータを解放したり、各種終了処理を行ってください。

キャンバスの終了

キャンバスが終了する時、_Canvas クラスを継承したクラスの end() メソッドが呼び出されます。

スレッドを作成していた場合に、ここでスレッドを終了させる等できます。