呼び出し手順

SL4 は以下の手順でプラグインを組み込み、実行します。

SL4 起動

  1. SL4 は、起動時に Plugins フォルダを検索し、プラグインファイルをロードします。
  2. 関数 SLXGetName を実行し、プラグインの名前を取得します。もし同じ名前のプラグインが既に組み込まれている場合はエラーになり、その旨がユーザーに通知されます。
  3. プラグインファイルをアンロードします。

プラグイン起動

  1. プラグインファイルをロードします。
  2. 関数 SLXSetInitFile を実行し、プラグインに設定ファイルの名前を通知します。
  3. 関数 SLXGetButton を実行し、プラグインが持つボタンをロードします。
  4. 関数 SLXGetMenu を実行し、プラグインが持つメニューをロードします。
  5. 関数 SLXBeginPlugin を実行し、プラグインに開始を通知します。通常このときにプラグインは関数 SLXSetInitFile で取得したファイルから設定を読み込みます。

プラグイン停止

  1. 関数 SLXEndPlugin を実行し、プラグインに終了を知らせます。通常このときにプラグインは関数 SLXSetInitFile で取得したファイルに設定を保存します。
  2. プラグインファイルをアンロードします。

パッド

  1. パッドのアクティブ状態が変更された際に、関数 SLXChangePadForeground を実行します。
  2. パッドにマウスが入った際と出た際に、関数 SLXChangePadMouseEntered を実行します。

ボタン

  1. ボタンがパッドに作成される際に、関数 SLXButtonCreate を実行します。
  2. ボタンがパッドから削除される際に、関数 SLXButtonDestroy を実行します。
  3. ボタンをクリックで関数 SLXButtonClick を実行します。
  4. ボタンでファイルを開く際に、関数 SLXButtonDropFiles を実行します。
  5. 構造体 TSLXButtonInfo のメンバ OwnerDraw が TRUE の場合、ボタン描画時に関数 SLXButtonDraw と関数 SLXButtonDrawEx を実行します。
  6. 構造体 TSLXButtonInfo のメンバ UpdateInterval が 1 以上のボタンの場合、指定の間隔で関数 SLXButtonUpdate を実行します。また、関数 SLXButtonUpdate の戻り値が TRUE だった場合、ボタンを再描画します。
  7. 構造体 TSLXButtonInfo のメンバ OwnerChip が TRUE のボタンの場合、ボタンにカーソル通過で関数 SLXButtonChip を実行し、チップを表示します。
  8. ボタンの追加/変更ダイアログの設定ボタンのクリックで関数 SLXButtonOptions を実行します。

メニュー

  1. メニューの選択で関数 SLXMenuClick を実行します。
  2. メニュー表示時に関数 SLXMenuCheck を実行し、戻り値が TRUE の場合メニューにチェックマークを付けます。

オプション

  1. プラグインの情報で、関数 SLXGetExplanation を実行します。
  2. プラグインの設定で、関数 SLXChangeOptions を実行します。戻り値が TRUE の場合、関数 SLXButtonUpdate を実行します。