
「アドレスブック」からカードを読み込む
「京ぽんアドレスユーティリティ」では、「アドレスブック」からカードを読み込むことができます。
- 「ファイル」メニューから「アドレスブックから読み込み…」を選択します。
- アドレスパネルを含んだダイアログで、読み込みたいカードを選択して、読み込みボタンを押します。複数選択が可能です。
「アドレスブック」と「京ぽんアドレスユーティリティ」のデータ項目は完全に対応していません。以下の点で完全に互換ではありません。
- 「アドレスブック」には「メモリ番号」、「グループ番号」、「趣味」、「血液型」、「星座」、「シークレット」に対応する項目がありません。読み込み時に、「メモリ番号」には未使用の番号が割り振られます。「星座」は、「誕生日」が入力されていて、なおかつ自動推測の環境設定がオンになっている場合のみ入力されます。それ以外のデータは未設定 (0、不明、空白、未チェックのいずれか) になります。
- 「電話番号」、「メールアドレス」の種別は、「アドレスブック」と京ぽんで完全に対応していません。「電話番号」に関しては、「アドレスブック」のラベルが携帯電話の場合、最初の 3 桁の数字を見て携帯電話か、PHS か判断します。「メールアドレス」に関してはホスト名を見て、docomo.ne.jp か ezweb.ne.jp か vodafone.ne.jp の場合は携帯電話とみなし、pdx.ne.jp の場合 PHS とみなし、ac.jp の場合、大学とみなしています。(NTT パーソナル、ASTEL のメールアドレスのホスト名はプログラム作成者が知らないのでチェックしていません)
- 「優先電話番号」、「優先メールアドレス」に相当するデータは「アドレスブック」にもありますので、読み込み時にはその情報を参照します。しかし、この情報はユーザが直接「アドレスブック」からは確認できないようです。
- 「アドレスブック」では「電話番号」、「メールアドレス」、「住所」、「URL」の数に制限はありませんが、京ぽんではそれぞれ 3 件,3 件、1 件、1 件までしか入力できません。「京ぽんアドレスユーティリティ」への読み込み時には、それぞれ最初のそれぞれ 3 件,3 件、1 件、1 件のみが読み込まれ、それ以上のデータは警告なく無視されます。
- 京ぽんのアドレス帳に登録できるデータ項目には、文字数の制限があるものがあります。例えば「URL」は255文字までに制限されています。文字数の制限を超過したものがある場合、「京ぽんアドレスユーティリティ」は警告なく、制限文字数に収まるまで文字列を後ろ側から切り捨てます。
- 同様に、京ぽんのアドレス帳に登録できるデータ項目には、文字の種類が指定されているものがあります。例えば、「電話番号」は数字とハイフンとP (ポーズを意味) しか受け付けませんし、「読み」は半角仮名、半角英数字といくつかの半角記号のみです。一方、「アドレスブック」ではそのような制限はありません。「電話番号」に任意の文字を使うことができますし、「姓/名の読み」に漢字を含めることさえできます。京ぽん側のデータ形式に当てはまらない文字列が含まれている場合、「京ぽんアドレスユーティリティ」は読み込み時に警告なく、それらの文字を切り捨てます。ただし、「姓/名の読み」に全角のひらがなまたはカタカナが入力されている場合は、自動的に半角かなに変換します。
- 同様に、京ぽんのアドレス帳に登録できるデータ項目には、改行を含めることができません。現在、「京ぽんアドレスユーティリティ」では改行を除去する処理を実装していませんので、「アドレスブック」のデータ項目に改行が含まれている場合、それを「京ぽんアドレスユーティリティ」が読み込んで、それを京ぽんに送信してしまうこともできますが、その場合、改行の後の文字列は京ぽんには無視されるようです。