ここでは、0.7から0.8へのデータの移行法について説明します。 データを移行の流れは、以下のようになります。
migrate.rb によって、プロジェクトの設定と、バグのレポートのデータが 0.8 用に取り込まれます。ただし、kagemai.rhtml のカスタマイズなどは取り込まれません。 0.8 へ移行後、必要に応じてカスタマイズしてください。
0.8 をインストールする際に、0.7 がインストールされてたディレクトリの名前を変更した場合には、 そのままでは 0.7 が動作しなくなっています。
global.rb の RootDir と、kagemai.rhtml の kagemai_root を修正し、 0.7 が動作することを確認してください。
migrate.rb の以下の変数を設定する必要があります。 0.8 をインストールしたディレクトリにあわせて、修正してください。
kagemai_root | 影舞 0.8 の lib ディレクトリがあるディレクトリ。 kagemai.rb が、/usr/local/kagemai/lib/kagemai/kagemai.rb にある場合には、/usr/local/kagemai と指定する。 |
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config_file | kagemai.conf のパス。 /var/www/html/kagemai/kagemai.conf など。 |
old_lib | 影舞 0.7 の global.rb のあるディレクトリ。 |
install_ja.rb でインストールした場合には、old_lib 以外はすでに正しい値が設定済みです。
migrate.rb を実行します。 必要な変数がすべて設定されていれば、0.7 に登録されていたすべてのプロジェクトのデータが 0.8 に移行されます。
レポート数 100 のプロジェクト test1 と、レポート数 45 の test2、 レポート数 5000 の test3、 レポート数 10000 の test4 がある場合の実行例を示します。
レポート数が多い場合には、それなりに時間がかかります。
$ ./migrate.rb OLD VERSION = 0.7.1 extracting test1(100 reports) .. extracting test2(45 reports) . extracting test3(5000 reports) .............................................................................. ...................... extracting test4(10000 reports) .............................................................................. .............................................................................. ............................................ NEW VERSION = 0.8.0 (Youko) migrate test1 .. migrate test2 . migrate test3 .............................................................................. ...................... migrate test4 .............................................................................. .............................................................................. ............................................
パーミッションを正しく設定しないと、 新規レポートやメッセージの追加ができない可能性があります。 0.8 のプロジェクトディレクトリを確認して、必要であればパーミッションを変更してください。
# chgrp -R kagemai project # chmod -R 02770 project