『Hikari』について■

概要

『日々の光(Daily Light On The Daily Path)』は、聖書から編集されたみ言葉集です。一年を通して、毎日朝夕二回、それぞれのテーマに沿って、数箇所から抜き出された聖句がまとめられています。イギリス人サミュエル・バグスターによって編纂され、1875年ごろに出版されたもので、現在も読み継がれている礼拝の書です。

ソフトウェア『Hikari』は、パソコン上で一日二回(朝夕の決められた時間に)、『日々の光』の聖句を表示します。

聖書そのものを毎日読むのは大変と思う方、その日朝夕のテーマに沿って選び抜かれたみ言葉を毎日、決まった時間に読むことで、気軽に聖書に親しんでみてください。

操作

『Hikari』は起動すると、その日のみ言葉を表示します。

表示するみ言葉は、次の方法で変える事ができます。

[1]→キー、↑キー、または『表示』メニューの『次のみ言葉』:次のみ言葉を表示。
[2]←キー、↓キー、または『表示』メニューの『前のみ言葉』:前のみ言葉を表示。
[3]画面下のカレンダーで日を選択:その日のみ言葉を表示
[4]『ファイル』メニューの『今日の言葉』:今日のみ言葉を表示

画面の表示

『ファイル』メニューの『閉じる』、または、右上の×ボタンを押すと、画面は閉じます。プログラムは終了しておらず、タスクトレーに格納されています。タスクバーの端にあるタスクトレーをクリックして開くと、図のように『日々の光』のアイコンが表示されています(タスクトレーの見え方はWindowsのバージョンによって若干、異なります)。

『Hikari』を再び開くには、アイコンをダブル・クリックしてください。

自動表示

デフォルトでは、『Hikari』を起動させておくと(画面を閉じていても)、午前8時と午後8時には、自動的に開いて、朝と夕方のみ言葉を表示します。これを停止したい場合、『ファイル』メニューから『オプション』を選び、『指定時間に表示』のチェックをはずしてください。

また、その下の『朝の表示時間』と『夜の表示時間』で自動表示する時間を設定できます。

プログラムの終了 プログラムを終了させるには、『ファイル』メニューの『終了』を選ぶか、タスクトレーのアイコンを右クリックして、ポップアップ・メニューから『終了』を選んでください。
謝辞

本ソフトウェアで使用している口語訳聖書は、Holy Bible Ja (ジェイ エー)で作成され、配布されているテキスト・ファイルを使用させていただきました。

聖書の版について

日本語新改訳、口語訳、英語欽定訳の3種類が用意されています。新改訳からのみ言葉を表示するためには、サード・パーティーからテキスト・ファイルを入手する必要があります。設定方法については作者にお問い合わせください。

口語訳について

本ソフトウェアに使われている口語訳のみ言葉は、書物として出版されている、『日々の光、新改訳』を参考に、口語訳聖書から独自に編集したものです。おおむね、口語訳聖書より、そのまま、該当する部分を引用していますが、編集者の判断で独自の訳と置き換えた箇所が3箇所あります。

[1]9月20日朝
『箴言11:30から。新改訳では、『知恵のある者は人の心をとらえる』とあり、30節の全文は、『正しい者の結ぶ実はいのちの木である。知恵のある者は人の心をとらえる』であるが、口語訳聖書では本節は『正しい者の結ぶ実は命の木である、不法な者は人の命をとる』となっている。英語(欽定訳)の同じ箇所は、『He that wins souls is wise』である。口語訳の該当部分、『不法な者は人の命をとる』を、『知恵のある者は人の心をとらえる』と差し替えた。

[2]10月17日夕
『マタイの福音書』6:13から。新改訳では『私たちを試みに会わせないで、悪からお救いください。〔国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです。アーメン。〕 』という節より、 『(主の)王国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです』と引用されている。口語訳聖書では本節は、『わたしたちを試みに会わせないで、悪しき者からお救いください』であり、日々の光に引用される後半部分が欠落している。欽定訳では、『For thine is the kingdom, and the power, and the glory, for ever. Amen.』。『Hikari』ウェアでは新改訳よりコピーした、『(主の)王国と力と栄えは、とこしえにあなたのものだからです』を使用した。

[3]10月26日夕
『ルカの福音書』9章54〜55節より。新改訳では、『ヤコブとヨハネが・・・言った。「主よ。(エリヤがしたように)私たちが天から火を呼び下して、彼ら(サマリヤ人の村)を焼き滅ぼしましょうか。」しかし、イエスは振り向いて、彼らを戒められた。そして言われた。「あなたがたは自分たちがどのような霊的状態にあるのかを知らないのです。」 』欽定訳では『Lord, wilt thou that we command fire to come down from heaven, and consume them, even as Elias did? But he … rebuked them, and said, Ye know not what manner of spirit ye are of. 』 となっているが、口語訳聖書の該当する二節は、『弟子のヤコブとヨハネとはそれを見て言った、「主よ、いかがでしょう。彼らを焼き払ってしまうように、天から火をよび求めましょうか」。イエスは振りかえって、彼らをおしかりになった。』のみである。これに、『そして言われた。「あなたがたは自分たちがどのような霊的状態にあるのかを知らないのです。」』を付加した。