動作環境
必要なコンポーネントは以下の通りです
- .NET Framework version 2.0以降のランタイム
-
- およびVisual C++共有ランタイムライブラリ
Cadenciiの全ての機能を使用するには、VOCALOID2システムがインストールされ、アクティベートが完了している必要があります。
マルチプラットフォームかつオープンソースの実行環境「mono」で使用することができます。(ただし、この場合VOCALOID2 VSTiを使用する機能は動作しません)
実行環境の入手先
アンインストール
ディレクトリごと削除してください。
使用方法
(1)初回の起動をする前に
ピアノロール左端の鍵盤を押すと音が鳴るようになっていますが、この音源のファイルを初回の起動前に作成する必要があります。
同梱のGenerateKeySound.exeをダブルクリック等により実行し、Cadencii.exeのあるディレクトリ直下の「cache」フォルダに、
"0.wav", "1.wav", ..., "126.wav"の合計127個のWAVEファイルが作成されているのを確かめてから、Cadenciiを起動してください。
(2)ゲームコントローラの使用について
- 現状ではPS/PS2コントローラが接続されているものとしてコードを書いているため、他のコントローラでは正しく動作しない場合があります。
- 起動後、ステータスバーに「(禁止マーク)無効」と表示される場合、デバイスの初期化に失敗しているので、ゲームコントローラは使用できません。
- 起動後、ステータスバーに「Normal」と表示されていればゲームコントローラが使用できます。
- Cadenciiの起動中であってもゲームコントローラを取り外せます.
- 取り外したゲームコントローラを再び認識させたい場合,「設定」->「ゲームコントローラ」->「リロード」を順に選んでください.
- ゲームコントローラのモードは「Normal」と「Keyboard」の2つが有ります。
「Normal」モード時のボタンの割り当ては以下の通りです。
- ○ =>「再生」/「停止」
- → => 1小節進む
- ← => 1小節戻る
- ↑ => ピアノロールを上にスクロール
- ↓ => ピアノロールを下にスクロール
- SELECT => 「Keyboard」モードに移行
「Keyboard」モード時のボタンの割り当ては以下の通りです。
- → => C(ド)の音を出す
- □ => D(レ)の音を出す
- △ => E(ミ)の音を出す
- ○ => F(ファ)の音を出す
- × => G(ソ)の音を出す
- ↓ => G(ソ)の音を出す
- ← => A(ラ)の音を出す
- ↑ => B(シ)の音を出す
- R1 => 半音上げる
- R2 => 半音下げる
- L1 => 1オクターブ上げる
- L2 => 1オクターブ下げる
- SELECT => 「Normal」モードに移行
- L1, L2, R1, R2同時押し => リアルタイム入力用のダイアログを出す
- 「Keyboard」モード時にリアルタイム入力に移行するには、L1, L2, R1, R2を同時押しして下さい。
設定ダイアログが出るので、「Start」ボタンをクリック又は十字キーで「Start」ボタンを選択して○ボタンを押すとリアルタイム入力が始まります。
現状、「Speed」の設定は効きません。リアルタイム入力中にゲームコントローラを使って演奏すると、
演奏したものがピアノロールに記録されます(Undo可)。
リアルタイムモードを中止するには、再び「L1,L2,R1,R2同時押し」をして下さい。
(3) ベジェカーブの保存先について
データの保存方法には2通りあります。ひとつはvsqファイルと、ベジエ曲線のデータファイルの2つに分けて保存する方法、
もうひとつはCadencii独自形式の1個のデータファイルに保存する方法です。
前者の方法で保存する場合は、ファイル名を付けるダイアログの「ファイルの種類」で「VSQ Format」を選んでください。
後者の方法の場合は「Original Format」を選びます。前者の方法の場合、
保存すると「AAA.vsq」と「AAA.vsq.xml」という2つのファイルが作成されます。
AAA.vsqはそのままVOCALOID Editorで読込める通常のVSQファイル、AAA.vsq.xmlはベジェカーブのデータになります。
後者の方法の場合、編集データは「AAA.evsq」というファイルに保存されます。
このファイルはCadencii独自形式のデータになります。前者の方法の場合、
AAA.vsqとAAA.vsq.xmlは常に同じフォルダに保存されている必要があります。
注意事項
- VSTi pluginを駆動してWaveファイルを出力できるようにしていますが、
時折、Waveへのレンダリング中に応答しなくなることがあります。ごめんなさい、現状、回避策がありません。
ライセンスなど
- ツールアイコンの著作者はYusuke Kamiyamane氏であり、Creative Commons Attribution Lisence 3.0に基づき,一部を改変して使用しています.
- Cadenciiのソースコードの著作権は、作者である kbinani に帰属します。
- Cadenciiは、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されます。Cadenciiに不具合がないこと、
および、Cadenciiの不具合が修正されることを、作者は保証しません。
- Cadenciiの使用により生じたあらゆる損害に対して、作者は一切責任を負いません。
- VOCALOIDはヤマハ株式会社の登録商標です。
連絡先
- 開発拠点 : http://www9.atwiki.jp/boare/
- 最新版配布元URL : http://www9.atwiki.jp/boare/pages/19.html
- 連絡用掲示板 : http://ppp.atbbs.jp/vecapture/
- 上記掲示板が使えない場合の連絡先 : kbinani@msn.com