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txt2html改

 txt2html改は青空文庫形式のテキストをxhtml形式に変換するドラッグ&ドロップアプリケーション(ドロップレット)です。
適当な名前が思いつかないので、ao2xhtmlと読んでいます。当面はこのままの名前でリリースします。

できること

  • 青空文庫のテキストをhtmlブラウザで読めるようにhtml形式に変換します
  • JIS第三・四水準漢字の外字注記を文字に変換します(utf-8形式で出力した場合)
  • InternetExplorer以外のブラウザで、文字の上にルビを表示することが出来ます
  • InternetExplorer用に縦書き表示のhtmlを出力することが出来ます
  • 使い方

    インストール

     まずは、ダウンロードページからao2xhtmlの最新版をダウンロードして下さい。
    Windows版とMacintosh版がありますので、自分の環境に合った方をお選び下さい。

     次に、ダウンロードしたファイルを解凍します。適当なフォルダに解凍して下さい。
    解凍すると、下記のようなファイルが入っています。

  • readme.txt
    説明書です。このページと同じ事が書いてあります
  • ao2xhtml(.exe)
    プログラム本体です
  • ao2xhtml.conf
    ao2xhtmlの設定ファイルです
  • sjis.conf
    sjis x0208形式の外字を画像で表示するhtmlを出力するための設定です
  • sjis_ie7.conf
    同上(IE7専用)
  • sjis_ie_tate.conf
    同上、縦書きhtmlを出力するための設定です(IE専用)
  • sjis_no_style.conf
    同上ですが、ルビ位置の調整など特別なことは一切行いません
  • utf8.conf
    utf8形式の外字を文字に変換したhtmlを生成します
  • utf8_ie7.conf
    同上(IE7専用)
  • utf8_ie_tate.conf
    同上、縦書きhtmlを出力するための設定です(IE専用)
  • utf8_no_style.conf
    同上ですが、ルビ位置の調整など特別なことは一切行いません
  • iconv.dll
    (Win版のみ)文字コードを変換するためのライブラリです
  •  (Win版のみ)iconv.dllのインストール
    もし、iconv.dllが見えず、ファイルが11個しか見えなければ、

    ・開いたウィンドのツール(T)メニューのオプションを選びます。
    ・開かれた、フォルダオプションというウィンドの表示というタブをクリックします。
     詳細設定の項目の「ファイルとフォルダの表示」を
     ◎すべてのファイルとフォルダを表示する
     ○隠しファイルと隠しフォルダを表示しない
    に変更します。
    ・OKを押して、フォルダオプションウィンドを閉じます。
    これで、iconv.dll (.dllは見えないかもしれません)が表示されたらiconv(.dll)を
    C:\Windows\system32にコピーします。 方法は
    ・ao2xhtmlが置かれたウィンドの右にフォルダ一覧が表示されているか確認します。
    ・フォルダ一覧が表示されていない場合は、ウィンド上部のツールバーから「フォルダ」をクリックするか
     メニューから「表示」→「エクスプローラーバー」→「フォルダ」を選びます。
    ・ウィンド右のフォルダ一覧から、マイコンピュータの左の小さな□をクリックして田から日に変えます。
    ・マイコンピュータのすぐ下にXXXXX(C:)というハードディスクが現れるので、同じくクリックで田を日に変えます。
    ・XXXXX(C:)の下にいくつか、フォルダが現れるので、その中のWINDOWSを同じくクリックで田を日に変えます。
    ・その下にSystem32というフォルダが現れるので、そこに画面右のウィンド中のiconv(.dll)をドラッグして移動またはコピーします。
    (移動またはコピーによって、iconv.dllがao2xhtml.exeのあるフォルダから消えてしまっても大丈夫です)

    設定

     次に生成するhtmlファイルの種類の指定を行います。
    具体的には実行ファイルと同じディレクトリにao2xhtml.confというファイルを作成して指定します。

     参考に一通り.confファイルを作っておきました。中身はテキストファイルなので、エディタで編集可能です。
    頭のsjis/utf-8はcharsetの種類です。 utf-8だと、unicodeで外字画像を使用しないhtmlファイルを生成します。
    次がie7なら、ie7用にルビに余計な設定を加えないスタイルシートのhtmlを付加します。
    ie_tateだと、ieで、ルビあり縦書きのスタイルシートを付加します。
    no_styleだと、スタイルシートを付加せず、青空文庫で公開しているものと同じ外部cssを参照するhtmlを生成します。
    (青空文庫が公開しているcssファイルは別途必要です。)
     使い方は、上の中から必要な.confファイルをao2xhtml.confにリネームしてアプリケーションと同じ
    ディレクトリに置きます。後は以前同様に、ファイルをドロップするとその設定のhtmlを出力してくれます。
    設定ファイルがないときは、utf-8,ie7以外用ルビ上付表示のスタイルシートを付加します。

    とは言え、出力形式を変更する度に設定ファイルを入れ替えるのは面倒でしょうから、

     適当なフォルダ
       ┣utf-8(フォルダ)
       ┃ ┣ao2xhtml.exe  ①
       ┃ ┗ao2xhtml.conf   (utf8_ie_tate.confをコピーしてリネーム)
       ┣sjis(フォルダ)
       ┃ ┣ao2xhtml.exe  ②
       ┃ ┗ao2xhtml.conf   (sjis.confをコピーしてリネーム)
       ┃
       ┗txt2html(フォルダ)
         ┣utf8_tate    ①のショートカットをここに置いてリネーム
         ┗sjis       ②のショートカットをここに置いてリネーム
    
    等の様にアプリケーションと設定ファイル一つが入ったフォルダを生成したいhtmlのバリエーションの数だけ作って、必要な設定をコピーして、ao2xhtml.confという名前に書き換え、ショートカットをtxt2htmlというフォルダに
    まとめておくか、それぞれをラウンチャーに登録しておくとよいでしょう。
    (すみません、添付のreadme.txtでは、ao2xhtml.confが、ao2.xhtml.confになっていました。ao2xhtml.confが正しいです。)

    実行

     お疲れ様でした。
    これでインストールは終わりです。
    後はtxt2htmlフォルダを開いてhtmlに変換したい青空文庫テキストファイルを変換したい種類のアイコンの上にドラッグ&ドロップすれば、 元テキストと同じディレクトリに.htmlファイルが作成されますので、ブラウザ等で閲覧できます。
    注意 ao2xhtmlはドラッグ&ドロップアプリケーション(=ドロップレット)です。
    ダブルクリックで起動しただけでは何も起きませんので、注意して下さい