8.36.2. GDBM の構成
インストールプログラム: gdbm_dump, gdbm_load, gdbmtool
インストールライブラリ: libgdbm.so, libgdbm_compat.so
GDBM パッケージは GNU データベースマネージャーを提供します。 これは拡張性のあるハッシングなど、従来の UNIX dbm と同様のデータベース機能を実現するライブラリです。 このライブラリにより、キーデータペアの収容、キーによるデータ検索と抽出、キーに基づいたデータ削除などを行うことができます。
まずは gcc-10 によって発生する問題を修正します。
sed -r -i '/^char.*parseopt_program_(doc|args)/d' src/parseopt.c
GDBM をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr \ --disable-static \ --enable-libgdbm-compat
configure オプションの意味
--enable-libgdbm-compat
このオプションは libgdbm 互換ライブラリをビルドすることを指示します。 LFS パッケージ以外において、かつての古い DBM ルーチンを必要とするものがあるかもしれません。
パッケージをコンパイルします。
make
ビルド結果をテストする場合は以下を実行します。
make check
パッケージをインストールします。
make install