本パッケージの詳細は 6.47.2.「Gettext の構成」を参照してください。
Gettext パッケージは国際化を行うユーティリティを提供します。 各種プログラムに対して NLS (Native Language Support) を含めてコンパイルすることができます。 つまり各言語による出力メッセージが得られることになります。
ここで構築している一時的なツールに際して、Gettext パッケージからは3つのバイナリをビルドしてインストールするだけで十分です。
Gettext をコンパイルするための準備をします。
cd gettext-tools EMACS="no" ./configure --prefix=/tools --disable-shared
configure オプションの意味:
EMACS="no"
特定のホストにて configure スクリプトが Emacs Lisp ファイルを見出せずにハングすることがあるため、これを回避します。
--disable-shared
Gettext の共有ライブラリはこの時点では必要でないため、それらをビルドしないようにします。
パッケージをコンパイルします。
make -C gnulib-lib make -C intl pluralx.c make -C src msgfmt make -C src msgmerge make -C src xgettext
3つのバイナリしかコンパイルしなかったため、その他のライブラリをコンパイルしない限り、テストスイートを成功させることはできません。 したがってテストスイートをこの段階で実行することはお勧めしません。
msgfmt, msgmerge, xgettext の各プログラムをインストールします。
cp -v src/{msgfmt,msgmerge,xgettext} /tools/bin
本パッケージの詳細は 6.47.2.「Gettext の構成」を参照してください。