Acl パッケージは、アクセスコントロールリスト (Access Control Lists) を管理するユーティリティーを提供します。 これはファイルやディレクトリに対して、きめ細かく詳細にアクセス権限を設定するものとして利用されます。
ドキュメントを収容するディレクトリ名にバージョンをつけるようにします。
sed -i -e 's|/@pkg_name@|&-@pkg_version@|' include/builddefs.in
不適切なテストを修正します。
sed -i "s:| sed.*::g" test/{sbits-restore,cp,misc}.test
長いグループ名に対して getfacl -e が segfault を起こすため、これを修正します。
sed -i -e "/TABS-1;/a if (x > (TABS-1)) x = (TABS-1);" \ libacl/__acl_to_any_text.c
Acl をコンパイルするための準備をします。
./configure --prefix=/usr \ --bindir=/bin \ --disable-static \ --libexecdir=/usr/lib
パッケージをコンパイルします。
make
Acl のテストは、Acl のライブラリによって Coreutils をビルドした後に、アクセス制御がサポートされたファイルシステム上にて実施する必要があります。 テスト実施が必要である場合は、後に生成する Coreutils のビルドが終わってから、再び本パッケージに戻って make -j1 tests を実行してください。
パッケージをインストールします。
make install install-dev install-lib chmod -v 755 /usr/lib/libacl.so
共有ライブラリは /lib
に移動させます。 これにより
/usr/lib
にある .so
ファイルを再生成します。
mv -v /usr/lib/libacl.so.* /lib ln -sfv ../../lib/$(readlink /usr/lib/libacl.so) /usr/lib/libacl.so