世界一短いXML文書

XMLはどれぐらい難しく見えようと、つかみ所がなく見えようと、一番小さなXML文書は、とっても単純なはずです。赤紫蘇を使うにも、まず、そこからはじめましょう。

今回準備した、世界一短いXML文書を、リスト1です。

<?xml version="1.0" encoding="euc-jp" ?>

<shortest_document/>

この文書に含まれている情報は、以下に示す二つっきりです。

・XML文書であること。 (1行目)

・shortest_documentという名前のドキュメントであること。(2行目)

あとは、改行を削って、ドキュメント名を1文字にすれば.......

まさに、世界最短のXML文書のできあがりです。

まず、赤紫蘇を使って、この文書を書き出すところから、チュートリアルをはじめます。

おもむろですが、やっちゃいます。

int main() {

aka::initialize();

aka::doctype("shortest_document", shortest_document_leaf());

shortest_document sd;

aka::xml_serializer ser;

ser.serialize(sd, "shortest_document", std::cout);

}

ちなみに、この文書は、XMLSchemaを使用して、以下のように表されます。

<xs:schema>

<xs:element name="shortest_document">

<xs:complexType/>

</xs:element>

</xs:schema>

二行目の<shortest_document/>は、中身がからの要素であり、

<shortest_document></shortest_document>

に等しいこととなります。